【納品紹介 / 法人設立印】日本ワインを、日本の食卓へ。── 覚悟を刻んだ法人設立印と、ある女性起業家の静かな熱狂

こんにちは。インプレス福岡株式会社、代表の石松道右(いしまつ・みちすけ)です。
4月23日の午後、一本の電話がありました。

「すみません、場所がよくわからなくて……」
女性の声。少し緊張している。「デイリーヤマザキの4階ですよ」とお伝えすると、しばらくして扉が開きました。

静かな眼の中に、柔らかく燃えるものがあった

インプレスにお越しいただいた方は、30代とお見受けする女性起業家Tさん。
第一印象は「真剣」という言葉がいちばん近い。笑顔がないわけじゃない。

ただ、どこか深いところで何かを決めてきた人の顔をされていました。
はんこ屋おやじとして20年以上、数えきれないほどの起業家とお会いしてきましたが、こういう人には、こちらも自然と背筋が伸びます。

ご用件を伺うと、法人設立印一式のご依頼でした。
司法書士の先生はすでに決まっている。
登記予定日は5月5日。「大切な法人登記なので良い日に」とその日を選ばれたとのこと。

「司法書士の先生と相談して、そろそろ作っておいた方がいいかな」と思い、ChatGPTで検索してインプレスを見つけ、印鑑のことを相談しながら作れるお店を探してきたとのことでした。

個人事業を3年間続けてきた。その実績と覚悟を今度は「会社」という器に移す。
5月5日という節目の日に、ひとつの船を漕ぎ出す。

木目が好き──でも、選ばれたのはオランダ水牛

素材の説明をしながら、一本一本を手に取ってもらいました。
「木目が好きで、本柘植がいいかな」と、最初はおっしゃっていました。


でも、話をしながら実際に見比べていくうちに、黒水牛、オランダ水牛と手に触れて、「やっぱり長く使えて、丈夫なものがいい」という言葉が出てきました。

最終的に選ばれたのは、オランダ水牛。
女性起業家に人気の高い一材です。本象牙に近い自然な白さと、吸い付くような押し心地。
そして印材としての堅牢さが、長く付き合える「仕事の相棒」にふさわしい。

「きちっとしたものを作りたかった。
色々話を聞いてから、納得して決めたかったんです」

その言葉が、彼女の起業スタイルそのものだと思いました。

会社実印は、インプレス独自の「アイコニック印影」で

社名がアルファベット表記ということもあり、会社実印の書体はインプレス独自のアイコニック印影をご提案しました。

「ブックマンオールドスタイルは少し硬くて、男性的な印象なので……
もう少し柔らかい感じのフォントがいいんですけど」

その言葉をいただいて、お任せいただきました。
柔らかさの中に品格を持たせた印影で、彼女の会社らしさを刻みました。
銀行印は篆書体で彫刻、角印はサービスで社名は実印に合わせてお作りして法人設立印一式として仕上げました。

受け取りの日──彼女は、戦略を語り始めた

4月28日、仕上がった印鑑を受け取りにいらっしゃいました。
前回とは少し違う雰囲気で、より軽やかに、でも目の奥は変わらずシャープ。
印鑑を手に取り、ひとつひとつ確認してから、会話は深いところへ進んでいきました。

「元々、ワインバーのプロデュースに携わっていて、こんな食事にはこのワインが合う、という選定をしていたんですよ。それを自分の会社でできたらと思って」

事業の軸は、日本ワインの普及と販売です。
個人向けのオンラインショップ、飲食店への卸、YouTubeとSNS発信、そしてワイナリーと飲食店をつなぐコーディネート。
BtoCをメインに据えながら、BtoBにも展開していく複層的な戦略が、静かな口調の中に整然と並んでいました。

「日本ワインって、まだまだ埋もれているんですよ。山梨だけじゃなく、九州の宮崎や大分にも素晴らしいワイナリーがある。でも、売り方が上手くなくて倒産してしまうところも多い。そういうところを発信できたら、と思っていて」

輸入コストの高騰と円安が追い風になって、日本ワインの相対的なコスパは上がっています。

  • 防腐剤を使わないため翌日に頭痛がしない。
  • 和食との相性が良い。
  • アルコール度数が低めで飲みやすい。

そういった機能的な価値に加えて、「日本のものを日本で消費する」という文化的な意味まで、彼女は丁寧に語ってくれました。

福岡と東京を行き来しながら、東京ではすでにワイン業界でのつながりを築いている。
ソムリエの資格も取得済み。日常の食卓に気軽に一本、という提案をInstagramで発信しながら、同時にYouTubeでの動画撮影も進めているとのこと。

「仲良くしている叔母が所有している不動産をベースに起業する選択肢も実はあったんです。でも、自分としては、ワインとか料理とか、ペアリングを見つけるのが本当に好きだから、これで始めようと思い・・・」

その言葉に、私は深く頷きました。
お金をベースに始めても続かない。
自分が心から好きなことを起点にした事業は、困難な時でも内側から燃え続ける。
起業カフェを10数年70回超も開催してきた経験からもそう確信しています。

印鑑は、夢の「第一歩」にすぎない

法人設立印の製作は、目的ではなく手段です。
本当の目的は、その印鑑を使って事業を起こし、お客様の人生に貢献して、自分と家族の幸せをつかみ取ることです。

Tさんが刻んだ印影の中に、日本ワインへの愛と、日本の生産者への敬意と、これから共に食卓を囲むお客様への想いが静かに宿っています。

5月5日、晴れて法人登記。
日本ワインを、日本の食卓へ。その夢が動き出します。

Tさん、心から応援しています。

インプレス福岡株式会社 代表取締役 石松道右
法人設立印のご相談はインプレス福岡へ。起業の節目に、一生モノの印鑑を。

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