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印鑑 結婚 改姓|名字変更時に必要な実印・銀行印の作り替え手順 夫婦別姓の動きも踏まえて

はじめに|結婚と改姓、その先にある“印鑑”の見直し
こんにちは。はんこ屋おやじこと、インプレス福岡株式会社の石松道右です。
今回は人生の大きな節目でもある結婚。
それに伴って多くの女性の方は、姓(苗字)が変わります。その際に必要になるのが、印鑑――特に「実印」と「銀行印」の作り替え手続きです。
5月27日のコラムでも書きましたが、10年ほど前と変わって、最近では結婚するから、または結婚して名前が変わったから新しく実印や銀行印を作って欲しいと、インプレス福岡に来店される女性のお客様が相当数いらっしゃいます。
結婚して “姓” が変わったので、「新しい印鑑を買わなきゃ」とか、「印鑑を作り直さなきゃ!」と、ちょうどお考えの方や近い将来入籍予定の方など、この記事では、結婚による姓の変更に伴う印鑑関連の手続きと、最近注目されている“夫婦別姓”の流れも含めて、わかりやすくご紹介します。
結婚後の名字変更で必要な印鑑の見直しポイント
結婚して名字が変わった場合、以下の印鑑が見直しの対象になります。
実印:
市区町村に登録した「正式な印鑑」。結婚後、名字が変わったら再登録が必要です。
※下のお名前で印鑑を作っている方もご住所が変われば、新しいご住所の役所で再登録を!
銀行印:
金融機関に届け出ている印鑑。名前変更に伴い、金融機関での手続きが求められます。
認印:
普段使いの印鑑は法律上の義務はないものの、統一感を出すなら一新がおすすめです。
作り替えの手順|必要な書類と手続きチェックリスト
- 新しい印鑑を用意(インプレス福岡でお買い求めください)
- 実印:お引越し先の市区町村役所で印鑑登録
- 持参物:新しい印鑑、身分証明書
- 銀行印:各金融機関窓口で改姓・印鑑変更の手続き
- 持参物:通帳、キャッシュカード、新旧の印鑑、本人確認書類
- クレジットカードや保険、携帯電話会社など、印鑑を届け出ているその他の機関にも随時変更申請
これらの手続きは意外と多く、結婚後の生活にバタバタと追われて後回しにされがちです。
下の名前+之印が女性に選ばれる理由
結婚改姓後、「新しい名字にまだ馴染めない」「姓は変わったけど名前のアイデンティティは残したい」
そんな方に人気なのが、下の名前+“之印”(3文字の方は“+印”)という印面構成。
例)「花子之印」「真理子印」など。

この形式なら、ご結婚などで姓が変わっても、下の名前は変わらないのでそのまま使えます。
心理的な安心感や一貫性が得られると好評です。

旧姓を活かす工夫|銀行口座や仕事とのバランス
結婚後も旧姓を使用したいという方は、以下のような工夫をされるケースもあります。
◎旧姓名義の銀行口座を一部維持する(勤務先の給与振込先など)
◎職場では旧姓で通し、プライベートのみ新姓使用
◎プライベート印鑑とビジネス印鑑を分けて使い分ける
夫婦別姓制度の議論と印鑑文化への影響
近年、国会や世論の中でもたびたび取り上げられているのが、“選択的夫婦別姓” 制度の導入です。
現行の民法では、夫婦は同姓(主に夫の姓)を名乗ることが義務付けられていますが、時代の流れとともに「個人のアイデンティティ尊重」、「働き方の多様化」によって、姓を変えたくない女性や夫婦間で姓を選択したい家庭が増えています。
この流れは、印鑑文化にも直接的な影響を与えるでしょう。
もし、この制度が導入されれば、従来の「姓名」で作る印鑑に加えて、下の名前のみ、または旧姓で作る印鑑も一般的になるかもしれません。
印鑑選びのポイント|素材・書体・サイズにもこだわって
印鑑は一生使うものだからこそ、素材や書体、サイズ選びにもこだわりたいところ。
- 素材:本柘植(ほんつげ)、黒水牛、オランダ水牛など
- 書体:篆書体、印相体、古印体(隷書体)など
- サイズ:13.5mmが女性に人気
特に結婚後の印鑑は、「人生の新たな門出」の象徴でもあります。
まとめ|あなたの “今” と “これから” に寄り添う印鑑を
結婚や姓の変更は、法律上の手続きだけでなく、心理的にも大きな転機です。
印鑑は、そんなあなたの人生の “印(しるし)” となる大切な存在です。
少々高額だとしても、1度作れば生涯持ち続けることがほとんどです。
だからこそ、安さだけで印鑑を判断するのではなく、お店のスタッフから詳細な説明を聞き、十分に納得した上で購入しましょう。
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