法人印 セット 必要な3本|代表印・銀行印・角印はまとめて作る

会社を設立する際、事業計画や資金調達などと並んで、準備しておくべきものの一つが「法人印セット」です。

「たかが○○、されど○○」というフレーズもありますが、私のこれまでの経験から、この「法人印をどう作るか」、「自社の印鑑をどこの印章店に依頼しようか」などと、こだわりをお持ちの起業家が、これからの事業成功のルートにきっちりと乗っかっている様に感じています。

正確なデータに基づくものではありませんが、現にこのようにこだわりをお持ちの起業家の方は長く経営を継続されている様です。

つまり、起業後に売上や販路拡大、スタッフなどの人的資源など細部に至るまで、自然と24時間365日自社のことを考え続けるものですが、法人設立印まで思いを巡らせ、あらゆることに妥協しない姿勢が大切だと思います。


最近では生成AIなどが既に普通に使われていますが、契約書や大切なシーンでは「印鑑」はまだこれからも必要不可欠なものであり、自社の事業計画や将来ビジョンを成就させるための要所、要所で必要となってくる一品です。

特に印鑑により、契約時など人前で自社の印象や信頼度が大きく左右されることも実際にあることをご存じでしょうか。

この記事では、法人印の基本である「代表印・銀行印・角印」のそれぞれの役割から、オーダー時に気をつけるポイント、ブランディングに直結する書体・ロゴ活用法までを解説します。

特にこれから法人設立をされる方、または既存法人の印鑑を見直したい方にとって、必ず役立つ内容をまとめました。

目次

法人印セットとは?必要な3本の基本構成

法人印セットとは、法人を運営するうえで必要な印鑑をひとまとめにしたもの。
一般的には以下の3本が基本です。

代表者印(実印)

いわゆる「丸印」で、法人としての権利を主張する印鑑であり、法務局への会社設立登記に必要です。
法的効力があり、法人を代表する者の意思を示す最重要な印鑑となります。
二重丸で外径18mmが一般的なサイズ。

使用シーン例:
◎法務局への登記届出 ◎契約書への押印 ◎公的証明書の提出時

銀行印

金融機関に届け出るなど、法人の財務を管理する印鑑。代表印とは別に管理しておくことで、セキュリティ面でも安心です。
二重丸外径サイズは16.5mmが推奨されます。

使用シーン例:
◎法人口座の開設 ◎融資関連書類

角印(社印)

四角形の印鑑で、社名が彫られます。
日常的な見積書・請求書・納品書などに使うビジネス印であり、印影が企業ブランドにも直結します。

使用シーン例:
◎各種ビジネス文書への押印 ◎社外への公式通知 ◎社内文書の承認印

起業家が陥りがちな「法人印セット」3つの失敗

最近では色んなモノをAmazonなどのオンラインで注文することはごく一般的です。
その流れで法人印もネット通販などで「安いから」という理由だけで選んでしまうと、後々に支障をきたすこともあります。
ここでは、よくある失敗例を紹介します。

印鑑の良し悪しは一般の方は分からず、とんでもない粗悪品を平然と使っている

インプレス福岡で接客時に、過去に何度もネットで購入された法人印を見せてもらったことがありますが、そのほぼすべての印鑑がかわいそうなくらい残念な印鑑でした。
ご本人は柘植だと言われているのに、実際はアカネ素材。アカネやシャム柘植は主に東南アジア産の粗悪品が多い様です。
インプレス福岡では国産の薩摩産の本柘植を使っております。

社名の彫刻文字が細すぎて、文字が欠けていることもある

彫刻された文字が細すぎて、文字が途中で欠けている。これは推測ですが、ネット販売では大量受注、大量生産で手のなれないアルバイト的人材が無責任に印鑑を作っていると思われます。

「サイズ」は辛うじて適切ではあるが、、、

法人印は用途によって適したサイズがあります。
たまに見かける “寸胴ボディ” の法人印は、そのほとんどがネット販売によるものだと考えられます。
“寸胴ボディ” の法人印素材は、BtoBで非常に安価に取引されているからなのです。

篆書体、印相体でブランド力UP|印影が語る企業の品格

法人印はそのほとんどが篆書体(てんしょたい)か印相体で彫刻されています。
代表印は、見る者に重厚感と正統性を感じさせ、そして、それは信頼に直結します。

一方で、角印に会社ロゴを組み込んだオリジナル印影にすることで、文書そのものにブランド感を加えることができます。

インプレス福岡では、会社ロゴやアイコニック印影の特注制作も承っております。
一からのロゴマーク制作も可能ですし、既存のロゴを法人印に会社名と共に彫刻し、印影化することも対応可能です。

ロゴを彫刻して実印として使える!

法人印を作るベストタイミングと必要書類一覧

近年は法人印がなくても法人設立は可能です。
しかしながら、法人格で活動を始めるとあらゆる場面で法人印が必要となります。
従い、法人印は「会社設立の準備段階で早めに作る」ことが理想です。

理由:
◎法務局への登記申請時に、代表印の印影届出が必要
◎銀行口座開設には銀行印が必要
◎取引開始と同時に、請求書や見積書などに角印が必要

法人印セット作成時に必要な情報

◎会社名(登記予定名でも可)
◎会社名の読み(ローマ字表記も推奨)
◎設立予定日
◎ご希望の素材・書体
◎用途別の印鑑サイズ(相談可)

ZOOM相談であなたの「印影設計」をお手伝いします

「大切な印鑑だから、少々値段は高くなってもちゃんと説明を聞きたい」
 「起業準備で忙しく、印鑑まで手が回らないからこそ専門家のアドバイスが欲しい」
そんな方にこそおすすめしたいのが、インプレス福岡の「ZOOM相談サービス」です。

Zoom上で直接打合せができるため、忙しい起業家の方でも全国どこからでも安心して相談可能。
印材・書体・サイズのご提案だけでなく、会社のコンセプトや想いを反映させた『想いを込めた印鑑』を一緒にお作りいたします。
さらに、即日仕上げ(当日発送)にも対応しており、時間に追われる設立準備にも万全の体制でサポートします。

まとめ|印鑑から始まる、あなたのブランドづくり

法人印セットは、単なる「道具」ではありません。
それは、あなたの会社の信用と責任を託す”顔” のような存在です。

インプレス福岡では、法人設立から事業のブランディングまでを支援いたします。
創業以来2,000社以上の起業家の印鑑を彫刻してきました。

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