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印鑑 押し方|曲がる・かすれる を防ぐ3秒テクニック

こんにちは。インプレス福岡株式会社の石松道右です。
私はこれまでに法人設立印をはじめとする印鑑を5,000本以上彫刻してきました。
その過程で、印影を美しく仕上げるための押印方法について、試行錯誤を重ねてきました。
日常生活の中で、印鑑を使う機会はそれほど多くありません。
多くの方にとって、印鑑を押すのは年に数回程度。
だからこそ、「少し曲がったけど、まあいいか」と流してしまう方が多いのも事実です。
わざわざ押印を練習する人は、ほとんどいないでしょう。
しかし、だからこそ“印鑑の押し方”を意識するだけで、他の人より一歩抜きん出た印象を与えることができます。
今回は、誰でも簡単に“まっすぐ・くっきり”と印鑑を押せるようになる「3秒テクニック」をご紹介します。ビジネスシーンや大切な書類で役立つ、プロ直伝のコツをぜひご活用ください。
押し方の基本は「朱肉のノセ方」から始まる。
多くの押印失敗は、朱肉のつけ方に原因があります。

朱肉の量が多すぎると、にじむ!
印面に朱肉をベタッとつけすぎると、輪郭がにじんで印影がぼやけてしまいます。
とくに実印や銀行印で印象を大きく損なう要因になります。
少なすぎると、かすれる!
逆に朱肉が足りないと、印面の一部しか紙に映らず、文字がかすれてしまいます。
正解は「軽く、トントンと朱肉をノセる」
朱肉は「押しつける」のではなく、「ノセる」のが正解。
印面をスタンプのように、5~6回軽くトントンと朱肉に当てて、均一に付けるのがポイントです。

真円に押す「三点支え」の黄金フォーム
押し方のフォームが安定しないと、印影も不安定になります。
3秒で決まる「三点支え」とは?
◎親指と中指で印鑑の本体をしっかり支える
◎人差し指は、印鑑の天(ボディにシールを貼っているところ)を軽く押さえる
この3点支えによって、印鑑が垂直に安定し、ぐらつきを防ぎます。

垂直に押し込むことが最大のコツ
紙に対してまっすぐ垂直に印面を置き、そのまま真下に静かに押し込みます。
力を入れるのは0.5秒ほどで十分。体重をかけすぎると朱肉がにじむ原因になります。
“押したあと” が本番!離し方と乾かし方の注意点
美しい印影を残すためには、押した後の動作も重要です。
まっすぐ、ゆっくり離す
印鑑を斜めに引き抜くと印影がずれてしまいます。押印後は、垂直に真上へ、ゆっくりと引き上げましょう。
完全に乾くまで3分放置
押印直後に紙を重ねたり、触ったりすると、印影が崩れることがあります。
少なくとも3分間は、触れずに乾かすのが鉄則です。
失敗したときの訂正印マナーとNG行為
大切な書類で失敗しても、落ち着いて対応すれば大丈夫です。
訂正印の正しい押し方
間違えた箇所に二重線を引き、そのすぐ上や横に訂正印(小さな認印)を押します。
さらに、余白に訂正の内容と日付、氏名を記載すれば完璧です。
修正液・修正テープは絶対NG
公的文書や契約書では、修正液や修正テープの使用はNG。
書類自体が無効になるリスクがありますので、絶対に使用しないようにしましょう。
よくあるQ&A|曲がる・かすれる・ズレる を防ぐには?
- 曲がってしまう原因は?
-
印鑑が垂直に立っていない、もしくは押すときに手がブレていることが原因です。
「三点支え」を意識して押してみましょう。 - どうしても押印が薄くなってしまう…
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朱肉が均等に付いていない場合や、印面の汚れ、乾燥も要因です。
柔らかい布で定期的にお手入れを。
- 何度押してもズレる…
-
紙がツルツルしていると滑りやすいこともあります。
印鑑マットや二つ折りティッシュを下に敷くと安定します。
練習で押し方を極める|自宅でも “3秒トレーニング”
知識だけでなく、実際に押してみることでコツは身につきます。
自宅で簡単にできる“押印トレーニング”を習慣にしてみてください。
まとめ|印鑑の“押し方”があなたの信頼を作る
印鑑は、あなたの「信用」を形にするツールです。 押し方ひとつで印象が大きく変わり、ビジネスや対人関係において信頼感を高めることができます。
「押印が苦手」「いつも失敗してしまう」と感じている方も、正しい知識とちょっとした練習を取り入れるだけで、格段に上達します。
インプレス福岡では、印鑑の制作だけでなく、押印の指導やブランディングとしての印影設計も承っています。福岡市内はもちろん、Zoomを使った全国対応も行っております。
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